注意点など
以下は将来的な変更の可能性があるものも含めた、現時点での仕様です。

キー同時押し
複数キー同時押しは使用するUSBテンキーに依存します。
一般的には最大6キーまで、またキーの組み合わせによって認識できないものもあります。
同時押しが認識されるか判断するために、メニューから"ツール" - "デバイス情報の表示"を使用できます。

キーリピート
現時点でのMagicKeyPadで実現できない機能の一つとしてキーリピートがあります。
プログラマブルキーボードという観点から不要な機能と判断した為ですが、うまく実装する方法を思いつけば追加するかもしれません。

一部キーの扱い
MagicKeyPadはUSBテンキーを主に対象にしていますが、USBキーボードに対しても使用することができます。
しかし、その場合にはShift、Alt、Ctrl、Windowsキーを割り当ての対象にすることができません。(デバイス設定にてキーが認識されません)
これは一般的なUSBキーボードにおいて上のキーが(確実に同時押しできるように)他のキーとは異なった扱いをされているからです。
意見や要望次第ではこれらのキーも割り当ての対象とできるように修正するかもしれません。

USBテンキーのNumLockについて
USBテンキーには、少し特殊な動作をするものがあります。
まず最も多いものがNumLockキーに関する動作です。ほとんどのUSBテンキーはNumLockキーを押した時点で、実際はNumLockのキーコードを出しません。
これは”NumLock問題”を解決しているほとんどのUSBテンキーが取る振る舞いで、NumLockの状態をデバイス内部で保持し、他のキーを押した時には状態に応じたキーコードを出しているからです。
このような動作をするテンキーでは、NumLockキーに動作を割り当てることはできません。

USBテンキーの00キー、000キーについて
これらのキーもUSBテンキーにおける特殊な動作の一つです。
一般的なキーは押されたときにキーコードが出て、離されるまで出続けるのに対して、これらのキーは押された時点で0キーに対応するキーコードが2回、または3回出されます。
MagicKeyPad側から見て、これらのキーは0キーとの区別が付かないのに加えて、いつキーが離されたかも知ることができません。
00キーや000キーを押すと0キーに割り当てられた動作が回数分繰り返されます。

CPU使用率が高い場合の動作
MagicKeyPadはパソコンのCPU使用率が高くなっている状態では、キーの認識が遅れることがあります。
タスクマネージャなどから、MagicKeypad.exeのプロセスの優先度を"通常以上"または"高"に設定することである程度改善されます。

一部のアプリケーションに対する動作
MagicKeyPadは一部のソフトに対して正常にキーストロークを送信できない場合があります。
特にネットワークに対応したゲームでは不正行為を防止する目的で、MagicKeyPadが使っている方法でのキーストロークの送信を意図的に破棄・遮断するものがあります。
これらのアプリケーションに対応する予定は現時点ではありません。

USBテンキーの複数使用について
同一のVID、PIDを持つUSBテンキーの複数使用については動作を保証していません。(VID、PIDが同一であると、それらのデバイスを見分ける事ができません)
VID、PIDが異なるUSBテンキーであれば複数同時使用ができますが、現在公開しているバージョンでは設定項目が用意されていません。
MagicKeyPadを、使うデバイスの数だけ違うフォルダに用意してsetting.iniを書き換えてください。
[Device]セクションにあるUusbdFlagを12に、UusbdVendorとUusbdProductをそれぞれ対象デバイスのVIDとPIDに(書式は16進数にて 例:0x12AB)書き換えることで個別のデバイスを認識します。


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