よくある質問、注意点など
以下はつまづく可能性の高い質問や、将来的な変更の可能性があるものも含めた現時点での仕様です。


DirectXに関する例外が発生する
MagicKeyPad終了時、一部の操作をしたときに、DirectXに関する例外が発生する場合があります。
大半の場合、Managed DirectXがインストールされていないことが原因なので最新のDirectXをインストールしてください。
DirectX End-User Runtimes (August 2007) - 日本語 (最新ではありませんが、このバージョン以降で動作を確認しています)

情報ウィンドウを"強引にタスクバーより前面に表示"させた場合の動作
"強引にタスクバーより前面に表示"を有効にすると、タスクトレイアイコンの右クリックメニューが開けなくなる状態になります。
現状では解決できない仕様なので、情報ウィンドウをタスクバーの上に置かない場合は設定を無効にし、この設定を使う場合には情報ウィンドウの右クリックメニューを使用してください。
(現時点では確認していませんが、他のソフトに影響を及ぼす可能性もあります)

シーケンスセット自動切替でデフォルトのセットを指定したい場合
シーケンスセット自動切替を使っていて、個別にセットを指定していないプロセスに一括してデフォルトのシーケンスセットを設定したい場合、以下のように設定してください。
プロセス名:無条件、タイトル:無条件、シーケンスセット:デフォルトとして使用したいものとして"シーケンスセット自動切替設定"のリストで一番下に登録。

64bit版OSの対応について
64bitOSに対応した汎用USBドライバを知らないため、対応することができません。
また64bit版のWindowsVistaは、デバイスドライバにデジタル署名がないと通常の状態では動作しないため、簡単には解決しないかもしれません。


キー同時押し
複数キー同時押しは使用するUSBテンキーに依存します。
一般的には最大6キーまで、またキーの組み合わせによって認識できないものもあります。
同時押しが認識されるか判断するために、メニューから"ツール" - "デバイス情報の表示"を使用できます。

キーリピート
現時点でのMagicKeyPadで実現できない機能の一つとしてキーリピートがあります。
プログラマブルキーボードという観点から不要な機能と判断した為ですが、うまく実装する方法を思いつけば追加するかもしれません。
→ (080309追記)いずれは実装する方向で考えています。

一部キーの扱い
MagicKeyPadはUSBテンキーを主に対象にしていますが、USBキーボードに対しても使用することができます。
しかし、その場合にはShift、Alt、Ctrl、Windowsキーを割り当ての対象にすることができません。(デバイス設定にてキーが認識されません)
これは一般的なUSBキーボードにおいて上のキーが(確実に同時押しできるように)他のキーとは異なった扱いをされているからです。
意見や要望次第ではこれらのキーも割り当ての対象とできるように修正するかもしれません。
→ (080309追記)いずれは実装する方向で考えています。

USBテンキーのNumLockについて
USBテンキーには、少し特殊な動作をするものがあります。
まず最も多いものがNumLockキーに関する動作です。ほとんどのUSBテンキーはNumLockキーを押した時点で、実際はNumLockのキーコードを出しません。
これは”NumLock問題”を解決しているほとんどのUSBテンキーが取る振る舞いで、NumLockの状態をデバイス内部で保持し、他のキーを押した時には状態に応じたキーコードを出しているからです。
このような動作をするテンキーでは、NumLockキーに動作を割り当てることはできません。

USBテンキーの00キー、000キーについて
これらのキーもUSBテンキーにおける特殊な動作の一つです。
一般的なキーは押されたときにキーコードが出て、離されるまで出続けるのに対して、これらのキーは押された時点で0キーに対応するキーコードが2回、または3回出されます。
MagicKeyPad側から見て、これらのキーは0キーとの区別が付かないのに加えて、いつキーが離されたかも知ることができません。
00キーや000キーを押すと0キーに割り当てられた動作が回数分繰り返されます。

CPU使用率が高い場合の動作
MagicKeyPadはパソコンのCPU使用率が高くなっている状態では、キーの認識が遅れることがあります。
タスクマネージャなどから、MagicKeypad.exeのプロセスの優先度を"通常以上"または"高"に設定することである程度改善されます。
→ (080309追記)基本設定からプロセスの優先度を選択できるようになりました。

一部のアプリケーションに対する動作
MagicKeyPadは一部のソフトに対して正常にキーストロークを送信できない場合があります。
特にネットワークに対応したゲームでは不正行為を防止する目的で、MagicKeyPadが使っている方法でのキーストロークの送信を意図的に破棄・遮断するものがあります。
これらのアプリケーションに対応する予定は現時点ではありません。

USBテンキーの複数使用について
同一のVID、PIDを持つUSBテンキーの複数使用については動作を保証していません。(VID、PIDが同一であると、それらのデバイスを見分ける事ができません)
VID、PIDが異なるUSBテンキーであれば複数同時使用ができますが、現在公開しているバージョンでは設定項目が用意されていません。
MagicKeyPadを、使うデバイスの数だけ違うフォルダに用意してsetting.iniを書き換えてください。
[Device]セクションにあるUusbdFlagを12に、UusbdVendorとUusbdProductをそれぞれ対象デバイスのVIDとPIDに(書式は16進数にて 例:0x12AB)書き換えることで個別のデバイスを認識します。


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